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「私、まだあなたに何もしてあげてない」 映画「おおかみこどもの雨と雪」でお母さんが10才で巣立つ息子(オオカミ)にかけた言葉です。私は、この場面で、こらえきれずに泣きました。 個人的なことですが、私も(今は独立した)子どもたちへ 「あ〜若いころは、私も未熟で子育てもままならず、何もしてやれなかったなぁ」という後悔に近い切なくやるせない想いが今もあります。 親って、そういうものなのかなぁ。 いつか子どもは親を離れるし、普通は親のほうが先にあの世に行く。本当に子どものことが可愛いなら、そのときに備えて、子どもが自分で道を切り開く力を持てるよう「見守る」ことが大事ですよね。 逆説的に言うとわかりやすいかもしれません。 --------------------------------- 私はあなた(子ども)の為に 「あれもしてあげた」 「これもしてあげた」 なのにあなた(子ども)は、どうして 私の言うことを聞かないの? ---------------------------------- このフレーズの逆の思いで子どもを「見守る」ことをすれば、子ども自ら道を切り開く力を持てるようになるのではないでしょうか。 「私、まだあなたに何もしてあげてない」はそんな、見守り育てる深い愛情に満ちた言葉のように思います。 |
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