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里山と五右衛門風呂復活計画 本番実施報告
(広島県東広島市志和堀)

主催 工房はやし     後援 東広島市「学園都市づくり交流会議」 2000年1月22日

[時報塔に集合]

9:00集合、場所は時報塔です。
この鐘楼は大正11年(1922)に建てられたもので、 鐘はアメリカ製です。これまでずっとこの志和堀の街を 見つめてきました。この鐘が鳴っていた頃の時代へ今日はタイムスリップ?
[里山へ移動]

里山に到着、さっそく子供たちは小さな篭(めご)を背負ってやる気まんまん。

枯れ枝(こくば)を集めます。
[子供たちはさっそく遊ぶ]

コシダのヒコーキも子供にとっては珍しい。

神社でヒサカキの葉とヤブコウジの実で雪うさぎ。
[薪を運ぶ]

モロギ(ネズミサシ)で作られた年代物の背負子を地元のSさんに再生して いてだきました。「よっこらしょと!」

現代版、二宮尊徳とは彼のことです。
[農家へ移動]

山と農家を薪を背負って2回ほど往復、小さな篭で子供達も頑張ります。

ちょうどお腹がへったところで、縁側でお昼のお弁当です。今日はこれからゆったりとした時間を楽しみましょう。
[あそびの天才]

やっぱり子供は遊びの天才!藤の実を与えてやれば、さっそく縁側で「おはじき」

これが本当の「かごめ、かごめ、篭の中の鳥は、いついつでやーる」
[今日の食材]

参加者の方からシイタケ、ヒラタケの差し入れ、里山には、エノキタケとアラゲキクラゲがあって、 これも今日の「かも鍋」に仲間入り!山主のUさんからはネギまで頂いてまさにカモネギ! ありがとうございました。
[薪割り]

今日使う薪は前もって乾燥させておいたもの。その補充を今日割ります。 小さなものはホダで造った台の上に寝かせて木口側をねらって割ります。 これでストレス解消!?
[夕食づくり]

かまどで紫米(古代米)のはいった御飯を炊いて、囲炉裏では「かも鍋」を造ります。 火の廻りでゆったりとした時間が流れていきます。
[五右衛門風呂]

やはり子供の好奇心はすごい!お風呂にはいれるよ!と言うと 先を争ってパニック状態! でも時が解決したみたいで、順番になかよく入浴しました。
[夕食と談話会]

陶芸家、藤葉氏からは器を提供していただいて雰囲気作り、かつ、できるだけゴミのでない方法での夕食です。 お酒はもちろん地元の「千代乃春」、豆腐、油揚げも地元の毛利食品さんのもの。鴨鍋は、アイガモ農法、自然農法の で知られるお隣り福富町の門藤農園、まさに賀茂台地の「かもなべ」になりました。
賀茂大地:広島県中央部の標高200から500mのなだらかな丘陵地が続く台地
談話会の様子です。 林(私)は「21世紀が森の世紀になりますように」と題して森の文化や森林環境教育等の話をしました。 地元の佐々木さんからは地元パンフレット「来て見て志和堀」より志和堀地区の現状と取り組みを、 広島大学総合科学部の浅野先生からはエコミュージアム、里山に関する意識調査等の話題を提供していただきました。 また今回は出席されませんでしたが広島大学学校教育学部の地井先生からは 「囲炉裏で煙の少ない木」の実物サンプルを提供いただき、木の方言なども話題に上りました。

お礼
今回のイベントの実施にあたり、地元の方をはじめ、道具、器材の提供、報道、調査協力(広大)、食材差し入れなど多くの方々からの協力をいただきました。 この場を借りて御礼申しあげます。
このレポートに関するお問い合わせはkobohayashi★hotmail.com(★を@に変更してください)まで
Report No.1(企画概要書,協力のお願い)
Report No.2(志和掘地区調査)
Report No.3 (事前打ち合わせ報告)
Report No.4 (開催日決定と参加者募集のお知らせ)
Report No.5 該ページ(本番実施報告)

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