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ホタルの宿自然学校(3) 環境教育ワークショップ
「森とまちづくり」

主催 環境教育事務所 工房はやし 林 浩三 開催2001年10月21日(日) 後援 東広島市教育委員会(生涯学習講座)

[午前中はあいにくの雨の中で自然観察]

午前10:00鏡山公園(東広島市)に集合後、小雨の中を自然観察です。 禿山に植林した「ヤシャブシ」なども一般には意外と知られていないもの。 里山のなごりが残る「溜め池」周辺の湿原は東広島市自然研究会の Hさんに案内していただきました。 その後、里山利用促進の見学ということで、 団地のすぐ近くでキノコ栽培をしている山(東広島市田房山)を見学し、 なんとナメコが大収穫!
[国際的な視点から]

午後は屋内で講演会を行いました。 国際協力NGOで2001年2月まで フィジーで活躍されていた林原さん (現在、広島大学大学院国際協力研究課大学院生) から、フィリピンやフィジーで関わった農業研修や植林、 環境啓発のプロジェクトの紹介がありました。 フィジーの相互扶助の精神による「村」の概念、 フィジーというと「南の国の楽園」的な小さな島という イメージを持つ人が多いかもしれないが、 実際にはかなりの部分で森林の裸地化が進んでおり、 流域面積も広く、水害も多いこと、などスライドを 交えて体験談を聞くことができました。
[日本国内では?]

私(林)からは日本の「森とまちづくり」について 近代の歴史的背景や現代の日本各地の取り組みなどについての話をしました。
写真右は東広島市高屋町造賀(1958)、でヤシャブシ(俗称ハゲシバリ)を 植林された禿山
写真左は植林奉仕をする生徒たち
賀茂大地(農村文化研究所1958)徳永武義より
1958年に発行された冊子、賀茂大地のコメントには次のようにある。
------以下引用----
−山を緑に
毎年のように訪れる風水害−そして莫大な損害− 戦時中乱伐された山は今尚赤い山肌を見せているところが多い。 こうした治水はもとより、毎日使っている紙の消費量と パルプの生産量から見て日本の山は、ここ十数年の間に 木が一本もなくなる時代がくる!といえよう。
------以上引用-----
良かったのか悪かったのか、著者の予想は日本においては、外れてしまったかも しれないが、世界的に見れば、著者の予想は当たっていると言えよう。 このように少し時をさかのぼって見るだけで、現在の世界の状況も見えてくる。

このレポートに関するお問い合わせはkobohayashi★hotmail.com(★を@に変更してください)まで
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