並滝寺周辺の巨樹群
(東広島市広報1999年4月号に寄稿した原稿を一部修正したものです。)

並滝寺とその周辺の森は私の好きな参歩コースのひとつだ。本堂周辺は太古の森を感じさせる深い森で、抱えきれないくらいの大木がたくさんある。 あるウラジロガシの老木の空には毎年、蜜蜂が巣を作っている。また、そのすぐ近くにあるツブラジイの老木の朽ちかけた幹には毎年アイカワタケというサルノコシカケに似た大きな皿状のキノコが発生する。その皿の上にツブラジイのドングリの帽子が乗っかっていた。小さくて丸いドングリをふっくらと包み込むような形はあかちゃんの着ぐるみのようでとても愛らしい。老木は朽ちながらも様々な生き物の住処となり、生きる糧となっている。いつ来てもこの森には静かで温かい感動がある。
観察できる大木は次の通り。
ウラジロガシ、アラカシ、シラカシ、ツブラジイ、モミ

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