平和公園の樹木たち(1998年2月28日)
「はじめに」
今日は、森林インストラクターの長谷川さん、 川崎さんの協力を得て、広島市の中心部にある平和公園を歩いてみました。 1時間弱の観察でしたが結構いろいろな樹木に出会うことができました。

レストハウスの向かい側にはホルトノキが2本あります。

ホルトノキはポルトガルの木が語源と言われていますが、 確かに実はオリーブに似ています。

昔の人(平賀源内と言われている)が勘違いしたのもうなずけます。

ホルトノキ(ホルトノキ科)写真は1997/11/29


オガタマノキ(モクレン科)1998/2/28


慰霊碑を見守るように2本の大きなオガタマノキ(招霊木/小賀玉木)がありました。
そして、運良く花期でその美しい花を見ることができました。

そういえば同じモクレン科のコブシやタムシバも早春に花を咲かせるなあ.... ふと北国の春を思い浮かべました。

花は根元は紫色を帯びており、かすかな香気があります。
葉は脈が浮き出ていること、 裏は淡緑色で白っぽく、表からみると縁取りがあるように見えることが特徴です。

イスノキはあまり特徴のない木ですが、一番わかりやすい特徴は虫こぶ(虫えい)にあります。 今日、見つけた虫こぶもまるで果実のようでした。


「終わりに」
平和公園で一番多く目立つのはやはりクスノキでした。他にも照葉樹林を代表する、タブ、ヤマモモ、モチノキ、 クロガネモチ、ナナミノキ、アラカシ、マテバシイ、ヤブツバキ、ハクサンボク、 小さなシイノキもありました。 落葉樹ではケヤキ、サクラが一番多く、他には、アオギリや、ケンポナシ、 タイワンフウシンジュボダイジュ、 針葉樹の メタセコイアナギも見ることができました。

イスノキ(マンサク科)と虫こぶ(写真上部中央)

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