[くり]
Castanea crenata
ブナ科

日当たりがよく少し湿り気味の土地でクリはく育つ。 ところが他の樹木が大きくなるにつれ、 クリのほうはしだいに樹勢を失いついには枯れてしまう。 (径が10〜20センチ程度)なぜだろう? このように枯れたクリの木をよく見掛ける 周りはアカマツ、リョウブ、コナラ、コシアブラ、エゴ等が大きく育っている。 自然の状態でクリが優勢樹種になるのは困難なのだろうか? クリは美味しい実をつけ、動物と共存する手段を知っているかのようだ。 縄文人も栗を植えていたという説もある。 そんなことを思いながら森の中を歩いた。

そんな立ち枯れたクリの芯材ででベンチを作ってみた。 クリの芯材はは非常に堅く腐りにくい。 この庭で腐らずに何年持ちこたえてくれるだろうか。

東広島市 1999 5/29
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